サラダ油は体に悪い?サラダ油の危険から身を守る方法

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サラダ油は体に悪い

あなたは、サラダ油の効果や特性について理解していますか。

そして、サラダ油の危険性を知った上で、賢く健康的な使い方ができていますか?

サラダ油を含む食用油は、どれも同じではありません。

そして、食用油それぞれの特性を理解して使うのと何も知らないで使うのとでは、同じ油を同じ量だけ使っていても、体への影響に大きな違いが出るのは当然のことです。

健康で体にいい油を選びたいと思うのは、アトピーやアレルギー体質で悩んでいる人はもちろん、食品の安全性に対する意識が高まっている現在では、ほとんどの人が感じていることですよね。

というわけで、今回は、サラダ油に関する基本的な知識や、サラダ油の何か体に害なのか、そして、サラダ油の危険性から身を守るためにはどうしたらいいのかなどについて、分かりやすくご紹介していきます。

これからご紹介する情報を読むだけで、スーパーやドラックストアに並んでいるサラダ油の選び方や使い方が変わるかもしれません。

特に、揚げ物や油料理などサラダ油を使った料理を食べる機会の多い人は、サラダ油の毒性や健康面への影響について、ちゃんと知っておいてくださいね。

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1.サラダ油はどんな油

サラダ油とは、原料が何であるかについて決められている油ではありません。

つまり、植物油でさえあれば、どんな種類をブレンドしたとしても問題はないんです。

そして、サラダ油の原料としてよく使われている食用油としては、菜種(なたね)油、とうもろこし油、大豆油、紅花油、ひまわり油などがあげられます。

このため、こめ油やオリーブオイルなどのように、原料による特性やメリットを見つけにくいのが、サラダ油の特徴なんです。

1-1.サラダ油は固まらない油

サラダ油は固まらない油

サラダ油は、ドレッシングに使用されることを前提とした食用油です。

このため、低温で固まってしまうことの無いよう、本来油に含まれている天然の蝋(ろう)成分が取り除かれていています。

また、日本農林規格(JAS規格)による定義では、サラダ油の条件として、0℃の環境で5.5時間放置しても濁らない事があげられています。

■参考:植物油とJAS制度

つまり、サラダ油は、クセがなく使い勝手のよい食用油なんです。

とはいえ、低温で固まることのない分、サラサラとして腰のない油ともいえるため、天ぷらなどの料理には適しているとはいえない油ともいえます。

なお、ろう成分が含まれたままで低温で固まる油は、白絞油(しらしめゆ)といいます。

1-2.サラダ油は原料によって効果が違う

サラダ油は原料によって効果が違う

スーパーで販売されている食用油には、脂肪酸が含まれていて、食用油に含まれている代表的な脂肪酸には、オレイン酸やリノール酸、リンレン酸などがあります。

そして、サラダ油の原料としてよく使われている油の種類の中で、リノール酸の多いコーン油、大豆油、紅花油、ひまわり油は「オメガ6」と呼ばれるグループに分類され、オレイン酸の多い菜種(なたね)油は「オメガ9」と呼ばれるグループに分類されます。

1-2-1.リノール酸が多い「オメガ6」系食用油の特徴

  • 人の体内で作ることができない必須脂肪酸
  • 酸化しやすい(加熱しないで使用する方がよい)
  • コレステロールを低下させる効果がある
  • 肌の保湿、抗炎症作用、老化防止作用など、皮膚のバリア機能をアップさせる
  • 過剰に摂取し続けることによって、脳梗塞、心筋梗塞、がんになりやすくなり、アレルギー体質などを引き起こす原因にもなる
  • 加熱するとヒドロキシノネナールという神経毒に変化し、脳を萎縮させてしまう

1-2-2.オレイン酸が多い「オメガ9」系食用油の特徴

  • 体内で作ることができる(必須脂肪酸ではない)
  • 酸化しにくい(加熱料理も安心して使うことができる)
  • 血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を下げる働きにより、脂質異常症や動脈硬化を防ぐ
  • 発ガンや動脈硬化にともなう心筋梗塞・脳梗塞・高血圧・糖尿病など、生活習慣病の予防や改善
  • 排泄物を柔らかくして便秘を予防、解消する

1-3.サラダ油と菜種油の違い

サラダ油と菜種油の違い

サラダ油は複数の原料がブレンドされて作られている調合サラダ油である場合があり、菜種油はサラダ油の原料のひとつです。

このため、菜種油はサラダ油の1種類と解釈することができますが、逆に菜種油はサラダ油とはいえません。

また、菜種油はオメガ9と呼ばれるグループに分類される食用油であり、オレイン酸が多い特徴を持っていますが、サラダ油は原材料にコーン油やひまわり油などが多く使われていた場合、オメガ6と呼ばれるリノール酸が多い食用油となるため、まったく特徴の異なる油となることも考えられます。

1-4.サラダ油と米油サラダ油の違い

サラダ油と米油サラダ油の違い

米油(こめ油)とは、米ぬかを使って作られた食用油です。

米油は、日本の給食に使われている食用油の約60パーセントを占めることでも知られています。

いろいろな油を原料として作られるサラダ油と異なり、米ぬかを使用して作られているため、サラダ油と比較し、さっぱりとしていて軽く、揚げ物をしている人が気分を悪くする現象である「油酔い」が少ないなどのメリットがあります。

そして、栄養面でこめ油は、ビタミンE、植物ステロールなどの栄養分を多く含み、脂肪酸もオレイン酸約42パーセント、リノール酸約37パーセントと非常にバランスがとれています。

また、米油は加熱に強く酸化しにくい特徴を持つため、有名な国産メーカーがポテトチップの揚げ油に使用しています。

1-5.サラダ油とキャノーラ油の違い

サラダ油とキャノーラ油の違い

キャノーラ油の原料として使われているキャノーラ種は、カナダ原産の菜種品種のひとつです。

このため、キャノーラ油と菜種油は同じ油と考えることもできるのですが、品種が異なるため日本ではキャノーラ油と菜種油は別々の食用油として取り扱されています。

そして、キャノーラ油は菜種油の1種であるキャノーラ種を原料にしているため、サラダ油の1種類と考えることができます。

つまり、サラダ油の定義は非常にあいまいなんです。

なお、キャノーラ油は、風味が良く加熱に強いので、炒め物や揚げ物などに利用されています。

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2.サラダ油の何がよくない

一般的にサラダ油は、値段が安く使い勝手がいい油を考えられている一方で、健康への影響や危険性が指摘されている食用油でもあります。

では、いったいサラダ油のどんなところが危険で、何がよくないのでしょうか。

2-1.酸化したサラダ油による悪影響

酸化したサラダ油による悪影響

サラダ油は加熱したり空気に触れたりすることによることはもちろん、太陽光や蛍光灯などによる光の影響でも酸化が進んでいきます。

そして、サラダ油が酸化することによって、過酸化脂質(パーオキサイド)と呼ばれる物質がサラダ油の中に生成されていきます。

過酸化脂質は、体にとって有害な物質で、血管内の溜まった過酸化脂質は動脈硬化や心筋梗塞などの原因となったり、皮膚の細胞を傷つけ肌のシミやシワの原因になると考えられています。

2-2.加熱による毒性

加熱による毒性

体にとって有害なサラダ油の酸化は、油を加熱させることによっても加速します。

そして、油脂の酸化速度は温度が高いほど大きくなり、一般的には、油の温度が10度上昇するごとに酸化速度は2倍になるといわれています。

また、オメガ6系食用油に多く含まれるリノール酸は、加熱するとヒドロキシノネナールという有害物質に変わってしまいます。

そして、体に吸収されたヒドロキシノネナールは、脳を萎縮させる悪影響を及ぼすと考えられています。

2-3.オメガ6の摂り過ぎ

オメガ6の摂り過ぎ

私たちの食生活において、必須脂肪酸などの脂質は必要不可欠な存在です。

そして、健康な体を維持するためには、サラダ油の量だけでなくサラダ油に含まれる脂質の種類とバランスについても注意することが重要です。

日常的に使われることの多いサラダ油にはオメガ6系の原料が多く使われていることもあり、脂質の種類とバランスについて注意しなければ、オメガ6系の油ばかりを知らず知らずの間に過剰に摂取する状態となっています。

たとえ、どれだけ油の摂取量に注意していたとしても、脂質バランスが崩れている状態では、健康的な食生活とはいえません。

そして、オメガ6系食用油の過剰摂取は、脳梗塞や心筋梗塞、がんになりやすくなり、アレルギー体質などを引き起こす原因となってしまいます。

つまり、サラダ油の摂取量を減らすだけでは、サラダ油の危険性を回避することは難しいんです。

2-4.サラダ油の原料が遺伝子組み換え作物であることによる危険性

サラダ油の原料が遺伝子組み換え作物であることによる危険性

サラダ油の中には、遺伝子組み換え作物を原料として作られているものがあります。

■参考:遺伝子組換え食品とは

そして、遺伝子組み換え作物を原料にサラダ油を製造したとしても、メーカーは遺伝子組み換え作物を使用していることの表示義務はありません。

いまのところ、遺伝子組み換え作物が原因で健康被害が発生した事例はありませんが、遺伝子組み換え作物の危険性や体への悪影響を指摘する声は後を絶ちません。

遺伝子組み換え作物を嫌い拒み続けるヨーロッパ各国の対応を見ても、出来る限りリスクを避ける手段を選んだ方が得策だといえるでしょう。

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3.サラダ油の危険から身を守る方法

サラダ油には、いろいろな危険や有毒となる要因が潜んでいることが分かりました。

では、サラダ油の危険性から身を守るために、いったい私たちはどのようにサラダ油を使えばいいのでしょう。

3-1.目的に合わせ、油を使い分ける

目的に合わせ、油を使い分ける

これまでご紹介してきたとおり、食用油には原料によって特徴が大きく異なります。

そして、食用油の中で最も使われていることの多いサラダ油は、過熱することによって酸化が進み、毒性が増す危険性が指摘されています。

揚げ物や炒め物など、熱を加えることを必要とする料理には、サラダ油ではなく過熱に適したオメガ9系のオリーブオイルや菜種油を使うようにしましょう。

3-2.酸化が進行する前に捨てる、交換する

酸化が進行する前に捨てる、交換する

サラダ油は、酸化が進行するにつれ、体への悪影響も増加していきます。

このため、サラダ油の酸化が進み、傷んでいると感じたら速やかに交換し捨てることが必要です。

なお、サラダ油が傷んでいると見分ける方法としては、次のようなポイントがあげられます。

  • いやな臭い
  • 色が濃くなる
  • 天ぷらを揚げる温度である180度で煙が出る
  • 油の切れが悪い(カラッと揚がらない)
  • 消えにくい細かい泡が出る

3-3.サラダ油の保管方法にも気を配ろう

サラダ油の保管方法にも気を配ろう

サラダ油の酸化の進行は、保管状態によっても大きな影響を受けます。

そして、サラダ油の酸化や劣化が進む要素は、「光」、「熱」、「空気」の3つです。

この3つの要素を出来る限り避けることができる保管場所として、最適なのが冷蔵庫です。

もし、サラダ油も収納することができる大きな冷蔵庫があれば、冷蔵庫で保管することを心がけましょう。

なお、冷蔵庫で保管することが困難な場合には、まとめ買いや大きいサイズを買うことを避け、小さいサイズ使って早めに使い切る方法がおすすめです。

3-4.油の成分をバランスよく摂取する

油の成分をバランスよく摂取する

食用油は、油の成分によって、オメガ3、オメガ6、オメガ9の3種類に分類することができます。

そして、この中でオメガ3とオメガ6は必須脂肪酸ですが、オメガ9は必須脂肪酸ではなく体内で作ることができる脂肪酸のため、食べる必要がある栄養素ではありません。

また、オメガ3とオメガ6の摂取比率は「1対4」が良いといわれており、一般的な食生活では、オメガ6系の油が過剰摂取になりがちです。

このため、バランスを考慮した上で、食用油を選ぶ際には、オメガ3系の油である亜麻仁(あまに)油えごま油などを、バランスを考え意識して使うようにしましょう。

3-5.国産原料のサラダ油を使う

国産原料のサラダ油を使う

現在のところ、日本国内では遺伝子組換え作物は、商業的には栽培されていません。

このため、国産原料で作られているサラダ油であれば、遺伝子組み換え作物によるリスクを避けることができます。

また、菜種油や米油なども、国産原料を使用しているメーカーが多く、安全性の高い油といえるでしょう。

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4.まとめ

いかがでしたか?

同じように思える食用油にも、まったく異なる特徴があることがお分かりいただけたはずです。

そして、サラダ油には加熱や酸化による危険性があることも、ご理解いただけたはずです。

とはいえ、サラダ油は、無条件に危険な油というわけではなく、使い方や保管の仕方次第で、安くて便利な油として私たちの食生活を豊かにしてくれます。

そして、食用油についての知識を深めれば深めるほど、あなたに合った上手な食用油の選び方や使い方もできるはずです。

サラダ油のメリットやデメリットを理解した上で、どう使いこなすかは、あなた次第です。

そして、サラダ油にこだわりがなければ、米油オリーブオイルなど、サラダ油に比べ安全性の高い油もたくさんあります。

なお、サラダ油の危険性は、サラダ油の作り方によっても大きく異なるため、気になる人は「サラダ油の値段の違いは作り方と原料だった!激安サラダ油に潜む危険性とは?」を必ずチェックしてください。

食用油の賢い食用油の選び方や使い方をマスターして、健康的で豊かな食生活を楽しんでくださいね。

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◆その他の食用油との比較一覧はこちらから

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