パルシステムの農薬に対する考え方について調べてみた結果

パルシステム

あなたは、パルシステムが農薬削減の取り組んでいる食材宅配であることを知っていますか。

そして、パルシステムの農薬基準には、異なる管理レベルがあることを知っていますか。

農薬に対する考え方は、食材宅配の中でも大きな違いがあります。

新鮮で安全な野菜を手に入れるため、パルシステムを始めてみようと考えているなら、パルシステムの農薬対応について詳しくなっておきたいと思うのは当然のことですよね。

というわけで今回は、パルシステムの農薬に対する考え方について調べてみた結果を、分かりやすくご紹介します。

有機JAS認証や慣行栽培基準についても紹介しているので、必ず最後までチェックしてくださいね。

1.有機JAS認証野菜がある

2014年の段階で、パルシステムの農産物は、産直品が米が100パーセント、成果は97パーセントと、非常に高い比率を占めています。

そして、パルシステムの農作物で高い比率を占める産直農産物には、「コアフード」と「エコチャレンジ」と呼ばれる独自基準をクリアした安全性の高い農作物があり、注文の際、カタログなどを参考に自由に選ぶことができます。

なお、今回の調査では、パルシステムで「無農薬野菜」として取り扱っている商品を確認することは、できませんでした。

1-1.コアフードとは

コアフードとは、パルシステムの独自基準の中で、最上位に位置する基準です。

具体的には、

  • 有機JAS認証を取得した「有機農産物」、またはそれに準ずると判断された農産物である
  • 化学合成農薬、化学肥料を使わない(ただし、有機JAS認証での使用可能資材を除く)

という厳しい条件をクリアした産直農産物だけがコアフードという名称を名乗ることができます。

なお、パルシステムには、このコアフード基準をクリアし有機認証された野菜をまとめた、「コアフード有機野菜セット」と呼ばれる人気商品があります。

1-1-1.有機JAS認証とは

有機JAS認証とは、スーパーの店頭などで有機野菜として販売することを、農林水産省が認めた制度です。

つまり、有機JAS認証されている野菜は、農林水産省お墨付きの有機野菜なんです。

有機JAS認証を受けるためには、JAS法で定義された農薬や肥料はもちろんのこと、土、施設、用具、種などに対し、厳しい条件を満たしている必要があります。

なお、有機JAS認証後も、最低1年に1回、認定農家等の調査を行うため、有機JAS認証の厳しい基準は継続して守られているので安心です。

1-2.エコチャレンジとは

エコチャレンジとは、

  • 化学合成農薬、化学肥料を各都道府県で定められた慣行栽培基準の1/2以下に削減
  • パルシステムが定める「削減目標農薬」を不使用

という栽培基準です。

つまり、パルシステムのカタログで「エコチャレンジ」と表示されている野菜は、一般的に出回っている野菜に比べ、化学合成農薬や化学肥料が半分以下に抑えられているのはもちろんのこと、有害性の高い農薬は使わずに育てられた野菜なんです。

1-2-1.慣行栽培基準とは

慣行栽培基準とは、日常的に使われている節減対象農薬の使用回数や化学肥料の窒素成分量について定められている基準のことです。

農作物の栽培環境は、地域によって大きく異なるため、慣行栽培基準は全国一律ではなく、それぞれの地方自治体によって個別に決められています。

1-2-2.削減目標農薬とは

日本で登録されている農薬はおよそ350種類あります。

とはいえ、農薬の毒性はどれも同じではなく、種類によって非常に毒性が強い農薬がある一方、比較的問題がない農薬もあります。

パルシステムでは、「ADI値」と呼ばれる許容摂取量の基準が低く、私たちの健康へのリスクが高いと考えられる農薬を「削減目標農薬」に指定し、エコチャレンジでは不使用、一般的な産直農産物では総量削減を基本ルールとしています。

1-3.パルシステムの産直品とは

パルシステムの産直品とは、以下の4つの原則を満たしている農薬物を指します。

  1. 生産者と産地が明らかであること
  2. 生産方法や種k柄基準が明らかで、生産履歴がわかること
  3. 環境保全型、資源循環型農業を目指していること
  4. 生産者や組合員、相互の交流ができること

パルシステムの産直って?

また、それぞれの生産者とは、栽培計画書を交わすなど、誰がどのように作ったものか、きちんとたどれる仕組みになっているので、安心です。

2.常に農薬削減を推進

パルシステムでは、安心安全な食料を安定的に確保するための取り組みとして、農薬削減プログラムを推進しています。

2-1.農薬削減プログラムの特徴

農薬削減プログラムの主な特徴は、次のとおりです。

2-2-1. 農薬の総量を削減

単純に農薬の使用を抑えるだけでは、収穫量が少なくなったり、コストが高くなったりしてしまいます。

このため、パルシステムでは、農薬に頼らない技術開発、普及を推進することにより、農薬の使用量削減を目指しています。

具体的には、農薬に関わる先進的な栽培技術や天然由来資材の導入はもちろんのこと、産地間の情報交換や技術の相互交流を促す研修などを積極的に開催し、常に農業のレベルアップに努めています。

2-2-2. 毒性の強い農薬は避ける

どれだけ農薬の使用量を減らすことができたとしても、毒性の強い農薬を使い続けていては、健康へのリスクを減らすことはできません。

パルシステムでは、毒性が強い農薬と比較的問題がない農薬を分類し、毒性の強い農薬については、「削減目標農薬」に指定し、農薬の使用を避けたり、総量削減を推進しています。

2-2-3. 本来の農のありかたを生産者と組合員で問い続ける

農薬削減には、生産者はもちろん、消費者である私たちの理解や協力が必要不可欠です。

そして、私たち消費者が農薬削減について理解を深めるためには、実際に生産現場に行き、生産者の生の声を聞くことが、最も有効な手段のひとつです。

パルシステムでは、組合員自らが産地を訪れ、栽培を確認することができる「公開確認会」という制度を1999年から実施しています。

消費者と生産者が交流し、意見交換することにより、産地の努力や農業の実態への理解をより深めることができます。

3.まとめ

いかがでしたか。

パルシステムの農薬に対する考え方について、理解を深めることができたのではないでしょうか。

そして、パルシステムの農薬対策が、あなたにとって価値のあるものなのか、見極めることができたのではないでしょうか。

パルシステムの野菜は、高い安全性が確保されているにもかかわらず、手頃な価格で手に入れられるのが大きな特徴のひとつです。

その理由としては、流通業者を通さず、産直協定を結んだ農家から、野菜を直接購入していることがあげられます。

なお、パルシステムの野菜の味や質については、「お得なお試しセット」で本契約する前に、気軽に確認することができます。

農薬対策だけでなく、野菜の味や質も充実納得した上で、パルシステムを上手に使いこなしてくださいね。

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(※ご注意!ここで紹介しているデータは、2016年9月21日時点での独自による調査結果です。各データは、必ず運営会社発表のものと照合しご確認ください)

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