生活クラブの放射能に対する考え方について調べてみた結果

生活クラブ

生活クラブの放射能

あなたは、食材宅配が行っている放射能検査基準には、大きな違いがあることを知っていますか。

そして、生活クラブは、国の基準よりも厳しい基準で放射能検査を行っていることを、知っていますか。

放射能基準や放射能に対する考え方は、農薬食品添加物と同じように、食の安全性を測る「ものさし」として、とっても重要なポイントです。

家族の健康を考え、食の安全に定評のある生活クラブを利用しようと考えているなら、生活クラブの放射能検査基準や検査体制について、詳しくなっておきたいと思うのは当然のことですよね。

というわけで今回は、生活クラブの放射能についての考え方を調べてみた結果を、分かりやすくご紹介します。

生活クラブで人気の、放射能不検出の食品についても紹介しているので、必ず最後までチェックしてください。

1.放射能基準

食品による被ばくといえば、食品を食べ、体内に摂り入れられることによって起こる「内部被ばく」が一般的な認識です。

このため、国の基準は、食品による内部被ばくを想定し作られていますが、生活クラブでは、食品による外部被ばくの可能性も考慮し、国の基準よりもはるかに厳しい自主基準で、放射能検査を行っています。

食品の種類生活クラブの基準値(Bq/kg)国の基準値(Bq/kg)
飲料水510
牛乳550
鶏卵10100
鶏肉、豚肉、牛肉、乳製品10100
青果物、魚介類、加工食品25100
生シイタケ50100
「すくすくカタログ」掲載食品不検出-

また、「検出下限値」も、厚生労働省から示されている「一般食品の測定下限値は基準値の4分の1とする」というルールに基づき目標値を設定しているので、放射能検査の信頼性や精度が高いと判断することができます。

なお、生活クラブの自主基準値は、「この数値を超えた消費材はお届けしない」という基準のため、万が一、基準を越える食品が見つかった場合には、供給を中止しているので安心です。

1-1.検出下限値とは

検出下限値とは、放射能検査装置が検出できる放射能の限界値のことです。

このため、検出下限値が小さければ小さいほど、微量な放射能も測定することができるため、放射能不検出の信頼性が高いと考えることができます。

2.放射能検査方法

生活クラブでは、食材の品目に合わせ、以下の方法で放射能検査を行っています。

食品の種類何を使って?どんな方法で?
飲料水(ペットボトル紙パック)ゲルマニウム半導体検出器2リットルの容器を使用した1時間の測定
乾燥した茶葉類CsIシンチレーション検出器100ml容器を1時間測定
牛乳ゲルマニウム半導体検出器2リットルの容器を使用した20分間の測定
お米ゲルマニウム半導体検出器2リットルの容器を使用した1時間の測定
乳製品ゲルマニウム半導体検出器1リットル容器を使用した1時間半の測定
放射能汚染食品測定室に外部委託1リットルの容器を使用した2時間~4時間の測定
鶏肉、豚肉、牛肉ゲルマニウム半導体検出器1リットル容器を使用した1時間半の測定
魚介類CsIシンチレーション検出器100ml容器を2時間測定
加工食品CsIシンチレーション検出器100ml容器を2時間測定
青果物4台のNaIシンチレーション検出器1リットル容器を使用して昼間4時間2回と夜間12時間の測定
生シイタケ4台のNaIシンチレーション検出器1リットル容器を使用した2時間の測定
乳幼児食品ゲルマニウム半導体検出器2リットルの容器を使用した1時間の測定

3.放射能検査装置

生活クラブでは、5台のシンチレーションカウンター(放射能検出器)と、1台のゲルマニウム半導体検出器を使用し、放射能検査を行っています。

また、5台のシンチレーションカウンター(放射能検出器)は、測定容器や標準測定時間など性能が異なるため、食品の種類に合わせ、適切な検査機器を選んで検査を実施しています。

3-1.シンチレーションカウンターとは

シンチレーションカウンターとは、ヨウ化ナトリウム(NaI)やヨウ化セシウム(CsI)の結晶を放射線で光らせて測る測定器です。

スピーディーに簡易検査が行えることから、農産物の倉庫や、集荷施設、屋外などいろいろな場所で広く利用されています。

3-2.ゲルマニウム半導体検出器とは

ゲルマニウム半導体検出器とは、厚生労働省が定められた測定法である「公定法」に記載されている検査装置です。

ガンマ線を出す放射能物質の種類や濃度を測定することができます。

非常に精度が高い測定器ですが、価格が数千万することや、稼働させるためには液体窒素や電気的装置による冷却が必要など、一般家庭などでは、設置することが非常に難しい設備です。

4.放射能検査結果

生活クラブでは、放射能検査結果を「検査結果データベース」で、すべて公開しています。

検査結果データベースは、放射能検査はもちろんのこと、いろいろな面から食品の安全性を確認できるように、品目別、生産者別、都道府県別など、いろいろな条件で検索することができ、とっても便利です。

5.「すくすくカタログ」掲載食品は、「不検出」が自主基準

生活クラブには、粉ミルク、ベビーフード、紙おむつなど、毎日の子育てを応援するアイテムだけを厳選して紹介している「すくすくカタログ」があります。

そして、「すくすくカタログ」に掲載されている食品は、生活クラブの放射能検査の中でもっとも厳しい「放射能不検出」のものばかりを集めているので、赤ちゃんにも安心して与えることができます。

6.まとめ

いかがでしたか。

生活クラブの放射能検査が、厳しい基準によって行われていることが、お分かりいただけたのではないでしょうか。

そして、食の安全性にこだわる人が、生活クラブを選んでいる理由も、お分かりいただけたのではないでしょうか。

放射能汚染の問題は、解決に向け着実に歩んではいるものの、廃炉の問題など今後も課題が多いことも事実です。

だからこそ、私たちが健康で毎日の食生活を楽しむためには、厳しい検査をクリアした安全性の高い食材を手に入れることが、効果的な手段だと思います。

食の安全性に提供のある生活クラブを上手に利用して、健康的な食生活を手に入れてくださいね。

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(※ご注意!ここで紹介しているデータは、2016年9月8日時点での独自による調査結果です。各データは、必ず運営会社発表のものと照合しご確認ください)

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