「もっと早く教えてくれればよかったのに・・・」
白い発砲スチロールの箱から野菜や肉を取り出しながら微笑む母の姿に、私はホッと胸を撫で下ろしていました。
74歳になる母は田舎で1人暮らし。
バスも1時間に1本あるかないかっていう感じで、JRは近くにありません。
だから、毎日の生活に車は必需品。
とくに、買い物や通院は、車がなければすごく大変みたいなんです。
とはいえ、免許を取って30年以上、幸い交通事故は一度も起こしてはいないのですが、年齢的に、そろそろ「無理して運転して欲しくないな」って思うことが多くなってきました。
ニュースで高齢者が引き起こす悲惨な交通事故を目にし「母の運転が原因で誰かにケガをさせるようなことがあってはいけない」と普段から感じていた私は、思い切って兄と一緒に実家まで出向き免許を返納するようにお願いしてみたんです。
目次
1.なぜ、免許返納で買い物が大変になるのか
免許返納の話をしたとき、普段は穏和な母が珍しく感情をあらわにして嫌がりました。
母の突然の感情の変化に違和感を持った私は、免許返納の現状について詳しく調べてみることにしました。
そして、調べれば調べるほど、母のように田舎に住む高齢者の免許返納は、思ったほど進んでいない現実があることが分かってきました。
そして、免許返納か進まない理由には、こんな切実な買い物事情があったんです。
1-1.重い荷物が持てない
車なしの買い物でいちばん困るのが、お米、調味料、牛乳、ミネラルウォーター、お茶、お酒などの重い荷物を運ぶのがとっても大変なこと。
体力が低下している高齢者、とくに男性よりも体力のない女性の場合には、身体への負担や精神的ストレスは本当に深刻なんです。
たとえば、腰やひざの痛み。
高齢になると、腰やひざが痛くなるのはめずらしいことではありません。
たとえ、普段の生活ではほとんど支障がなかったとしても、買い物の時には「荷物」という重みが腰やひざに負荷をかけます。
車での買い物の時には座席の上やトランクに置けば解放されていた腰やひざの痛みも、車なしでの買い物では、重い荷物を持ちながらずっと我慢しなければいけません。
それに、自宅の近くには急坂があるから、重い荷物を持ちながら無理すれば腰やひざが悲鳴を上げてしまうんです。
腰やひざへの負担を考えれば、トイレットペーパーなどかさばるものは少量のものを選ばないといけないし、特売品だからいってまとめ買いすることもできません。
無理をして足が悪くなってしまっては困るし年々体力も衰えてくるから、これからはもっともっと心配です。
1-2.雨の日は買い物行けない
車なしの買い物は、天気や気候にも大きな影響を受けます。
たとえば、雨の日。
車があった時にはたいして気にならなかった雨の日の買い物も、右手に傘、左手に買い物袋と両手がふさがった状態で歩かないといけません。
両手がふさがった状態で歩くのは、バランスがとりにくく高齢者にとってはかなりの負担。
視界も狭くなり歩くのも遅くなるから、横断歩道を渡る時に車と接触しそうになり「ヒヤッ」としたことは1度や2度ではありません。
それに、雨の日はタイルとかマンホールが滑りやすくなってるから、とっても危険。
尻もちついてケガしたら大変だし、もし頭を打って病院に・・・なんて考えると、怖くて雨の日の買い物には行きたくありません。
もちろん、台風や雷など悪天候の時の買い物も、危険すぎるから我慢するしかありません。
年齢や体力の衰えを考えると、真夏の猛暑日や真冬の雪の日の買い物もやめておいた方がいいのかなって思ってます。
1-3.スーパーを選べない
車がない買い物では、行動範囲が限られてしまいます。
これまでは、気軽に行くことができたスーパーでも、車がなければ時間はかかるし、歩く距離も長くなってしまいます。
もしかしたら「買い物は近くのスーパーで済ませばいいんじゃないか」って思うかもしれません。
でも、近くのスーパーは、小さくてお世辞にも品揃えがいいとは言えないんです。
それに、野菜はあまり新鮮じゃないし、肉や魚も美味しくない。
よほど困った時なら話は別ですが、多少お金と時間がかかっても、やっぱり美味しくて新鮮なものを食べたいんです。
行きたい所へ行きたい時に行くことができないのは、不自由だしすごくストレスです。
車を持っていた頃には楽しみだった「特売品目当てのスーパーのはしご」も、今となっては贅沢だったんだなあって感じてます。
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2.免許返納した高齢者が買い物する方法
いろいろ調べて分かった厳しい買い物事情。
この問題に対する解決策を探さなければ、母には「もう運転しないで!」なんて言えない、私はそう思いました。
だから、それからしばらくの間、私は車がない田舎暮らしの高齢者がどのように買い物しているのかについて一生懸命調べました。
そしたら、これまで知らなかったサービスを含め、車なし生活でも買い物が快適にできるいろいろな方法を見つけることができたんです。
2-1.移動スーパー
肉、鮮魚、野菜、お菓子、雑貨などを積んで、決まった曜日に売りに来てくれる「移動スーパー」を利用する方法です。
わざわざスーパーに行かなくても自宅前で買い物することができるので、時間や交通費を節約することができます。
また、長時間の移動では溶けてしまうのが心配なアイスや冷凍食品も、自宅前で買い物することができる移動スーパーなら安心して買うことができます。
とはいえ、スペースに限りのある移動スーパーなので、スーパーに比べ品揃えは豊富ではありません。
また、利用できる地域が限られていたり、曜日や日時が決まっているなど、いつでもどこでも利用できるわけではありません。
2-2.あなたが代わりに買い物する、送迎する
あなたが曜日を決めて顔をだし、お母さんを乗せて一緒に買い物する方法です。
時間に余裕のない場合には、仕事終わりに電話をして「買ってきてほしいものある?」と聞いて、届けてあげる方法も効果的です。
ただし、あなた自宅とお母さんの自宅とが遠く離れている場合には、現実的な方法とはいえません。
また、あなたが仕事や家事で忙しい場合にも、負担が大きくなり続けていくことは難しいでしょう。
2-3.シニアカー
シニアカーと呼ばれるスクーターを少し大きくしたような電動の乗り物を使って買い物に行く方法です。
シニアカーなら車の免許がなくても乗ることができるし、重い荷物も積むことができるので、足が悪い高齢者の買い物には最適な乗り物です。
シニアカーには3輪と4輪がありますが、安定性を考えると4輪の方がおすすめです。
ただし、4輪のシニアカーでも歩道の段差や側溝の溝により転倒する可能性があります。
また、シニアカーは時速6kmを超えないよう法律で定められていますが、自転車との接触事故が多く運転には十分注意する必要があります。
そして、プライドが高い人の場合、「あんなものは婆さんがつかうものだから・・・」などと、気分を害してしまうこともあります。
2-4.電動自転車
モーターの力で自転車をこぐ力をサポートしてくれる、電動自転車を使って買い物に行く方法です。
電動自転車を使えば、体力にあまり自信のない人でも坂道を上ることもできるし、ひざへの負担の少なくすることができます。
また、3輪タイプの電動自転車なら安定しているので、買い物の時に大きな負担となる飲み物や調味料、お米といった重い荷物も楽に運ぶことができます。
そして、前後にカゴもついているタイプなら、荷物もたくさん載せることができるので、安心してまとめ買いもできます。
とはいえ、電動自転車はママチャリに比べると値段が高く、盗難された時のショックも小さくありません。
このため、万が一に備え、自転車をとめる場所に気をつけたり、ワイヤーロックや盗難防止グッズなどを使うなど入念な対策が必要です。
また、充電器を使うバッテリーの充電に手間取ったり、バッテリーが切れると重くてこげないなど、一般的な自転車にはないデメリットもあります。
2-5.タクシー、バス、電車など公共交通機関
タクシー、バス、電車など公共交通機関を使って買い物に行く方法です。
公共交通機関を使っての買い物なら、雨の日や寒さが厳しい日でも安心して買い物に行くことができるし、コミュニティバスなどを使えば費用も安く抑えることができます。
また、地域によって運行している無料の買い物バスを利用すれば、同じような境遇の高齢者とふれあうことができるなど、買い物以外の楽しみができる可能性もあります。
ただし、公共交通機関を使った買い物は、タクシーを除き時刻表に合わせて行動することが原則なので、車での買い物のように好きな時に買い物に行けず、息苦しく感じるかもしれません。
また、バスや電車の本数が少なかったり、スーパーがバス停や駅から遠かったりすると、予想以上に買い物に時間がかかったり疲れてしまうこともあります。
2-6.ネットスーパーや食材宅配
ネットスーパーや食材宅配を使って買い物する方法です。
ネットスーパーや食材宅配なら、注文した商品を直接自宅まで届けてくれるので、わざわざ買い物に出掛ける必要がありません。
そして、重いお米やかさばるトイレットペーパーなども自宅まで届けてくれるのは、非力で足の悪い高齢者にとってはうれしいサービスです。
とはいえ、ほとんどのネットスーパーや食材宅配では、少額の買い物の場合、送料が必要になります。
また、スマホやパソコンを使ったネット注文は、高齢者にとってはハードルが高い方法といえます。
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3.母が選んだ買い物方法
いろいろ調べて見つけた買い物難民にならない方法。
いきなり、母に相談してもよかったのですが、まずは私なりにどの方法が1番いいのか、じっくりと考えてみました。
いろいろな解決法の中で、まず私がやめたほうがいいと思ったのは、シニアカーや電動自転車などの母が自分で運転するもの。
気軽に乗れて便利だとは思ったのですが、車のように衝突した時守ってくれるものがないから、事故したことを考えると絶対乗ってほしくないって思ったんです。
そして、私が送迎することも却下。
冷たいと思われるかもしれませんが、旦那や子供のことを考えると仕方なかったんです。
母の自宅と私の自宅は車で30分。
送迎ができないこともありませんが、私にも仕事があるし、平日の夜は下の子の塾の送迎もあるから結構忙しい。
これからは、お願いされたらいつでも行かなければならないとなると、私も無理しなきゃいけなくなるので、できれば避けたい。
休日の都合のいい時だけだったら話は別ですが、これからずっと続けなければいけないことを安請け合いすることはできなかったんです。
そして、私はそんな本音を母にぶつけてみました。
すると、母は嫌な顔ひとつせず、ひと言「世話かけたね。ありがとう」とだけ言ってくれたんです。
母も、いろいろ迷ったみたいだったのですが、最終的に選んだのは「移動スーパー」でした。
たまたま同じ町内に住む知り合いが利用していて、「すごく便利でおすすめだよ!」と言われたのが大きな決め手だったようです。
「これで、母も私もやっと楽になれる」
私は、これまで頑張ってきたことが報われたような気がして、ホッとしていました。
でも、使いはじめてしばらく経つと、致命的な問題が起きてしまったんです。
母が利用していた移動スーパーは、来る曜日や時間帯がだいたい決まっています。
そして、その曜日が配送ルートの都合で突然変わってしまったんです。
そしたら、通院と移動スーパーの時間が重なってしまう日が増えてしまい、思うように買い物ができない。
つまり、移動スーパーだけでは、満足な買い物ができなくなってしまったんです。
移動スーパーや病院にも相談してみましたが、何も状況は変わりません。
母も早めに病院に行くなど出来る限り努力をしてみましたが、もともと待ち時間が長い病院だったから、帰る頃には移動スーパーにはもういない。
病院を変えることも考えましたが、今まで以上に時間がかかるところばかり。
そして、母は通院も移動スーパーも思うようにならないプレッシャーで、ストレスを感じるようになってしまったんです。
「こんな状態が長く続けられる訳がない」
そう思った私は、もう一度母にぴったりの買い物方法について調べてみることにしました。
でも、どれだけ一生懸命調べても、ひとつの方法に決めることは難しかったんです。
困った私は、考え方を変えてみました。
どれがひとつを選ぶのではなく、いろいろな方法を組み合わせて使ってみたらどうなのかと・・・。
そしたら、すごくいいアイディアが浮かんだんです。
母は車で買い物に行っていた時、肉と魚はA店、野菜はB店、お惣菜や冷凍食品はC店というように、目的に合わせてスーパーを使い分けていました。
だから、それと同じように、車を使わない買い物方法も目的や母のスケジュールに合わせて使い分ければいいのではと・・・。
で、具体的に浮かんだプランは、
- 普段使いはネットスーパーや食材宅配
- 通院のない日の急な買い物は移動スーパー
- 通院の日の急な買い物は病院にあるコンビニ
というもの。
これなら、ネットスーパーや食材宅配で買い忘れがあったり足りない食材が出てきた時だけ、必要なものだけ買い物をすればいいから、まとめ買いしなくていいしムダも少ない。
「コンビニの商品は値段的に高いかも」って思ったりもしたんですが、急な買い物だけに限定すれば、お財布への負担も最小限におさえられる。
それに、お米などの重いものや調味料など保存ができるものは、ネットスーパーや食材宅配で自宅まで届けてもらえばいいから、重い荷物を運ぶ必要がなく身体も楽チン。
いろいろな買い物方法の併用は、デメリットをその他のメリットで補うことができるから、ホントいいことばっかりなんですよね。
早速、母に提案してみたところ、意外なほどすんなり快諾。
「今度こそ、うまくいくはず」
なんの根拠もありませんでしたが、何となくそんな気がしていました。
とはいえ、そんな私にも、ひとつだけ不安なことがありました。
というのも、今回はじめて利用した移動スーパーは利用できるところが限られていたので選ぶ必要はなかったのですが、ネットスーパーや食材宅配は利用できるところがたくさんあるから自分で選ばないといけない。
でも、私自身、ネットスーパーや食材宅配をこれまで使ったことがなかったから、何を基準に選んだらいいのかよく分からなかったんです。
それから、私は母のような高齢者に最適な食材宅配を選ぶポイントをいろいろ比較検討しながら調べました。
そして、最初のうちは、どれも同じように思えたネットスーパーや食材宅配も、調べていくうちに母に合うのか合わないのかが見分けられるようになってきました。
車なしの高齢者でも安心して使えるネットスーパーや食材宅配を選ぶポイント。
それは、意外なほど簡単で分かりやすいことだったんです。
3-1.手書き注文できるところ
ネットスーパーや食材宅配の多くは、スマホやパソコンでの注文を原則としています。
スマホやパソコンを使った注文は24時間注文可能でとっても便利なのですが、高齢者には難しく感じてしまうことも少なくありません。
でも、ネットスーパーや食材宅配の中には、カタログを見ながら手書きの注文用紙で注文したり電話注文にも対応してくれるところがあります。
手書きや電話注文ならスマホやパソコンが苦手な高齢者でも安心して注文することができます。
そして、カタログがあれば、よく注文する商品のページにふせんやしおりでチェックしておくこともできますよね。
若い人にとってスマホは便利な道具かもしれませんが、高齢者にとって便利なのはスマホよりも昔ながらのカタログです。
さらに、母のように「多少高くても美味しいものを食べたい」と思ってる人向けの特選カタログなど、好みに合わせたカタログもあれば、ホント言うことありません。
3-2.高齢者向け特典があるところ
ネットスーパーや食材宅配を利用する上で、ネックなのが送料。
特に少額の買い物が多い一人暮らしの高齢者の場合には、送料も高いことが負担で、利用することをためらってしまうことも多いみたいです。
でも、ネットスーパーや食材宅配の中には、高齢者を対象に送料が無料になったり割引してくれるところがあります。
送料を気にしないでいいなら、普通の買い物と同じような感覚で買い物することができるので、使ってもいいかなって思いますよね。
それに、買い物に行く時間や交通費も減らすことができるので、むしろメリットの方が大きいかもしれません。
利用するためには申込みが必要ですが、一度登録だけなので大きな負担にはなりません。
高齢者であることがメリットになるお得な制度、有効活用しない手はありませんよ。
3-3.日用品や生活雑貨も届けてくれるところ
ネットスーパーや食材宅配を選ぶ上で、多くの人が最も注目しているのが食材の安全性や品質。
でも、車で買い物に行けない人にとって大事なのは、食材の安全性や品質だけではありません。
母のような車のない高齢者にとって大事なのは、食材と一緒に重い荷物やかさばる荷物も届けてくれること。
だから、ネットスーパーや食材宅配を選ぶ上で食材の安全性や品質はもちろん大事ですが、日用品や生活雑貨の品揃えはもっと重要なんです。
欲しい商品はあっても品揃えが少なく、比較したり選んだりすることができないのは、やっぱりつまらないですよね。
置き場やスペースにとらわれないネットスーパーや食材宅配だからこそ、品揃えは豊富であって欲しいと思います。
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4.車のない高齢者におすすめのネットスーパーや食材宅配ランキング
母は、私がピックアップした3つのネットスーパーや食材宅配のうち、「コープデリ」を選びました。
いろいろ迷ったみたいですが、最終的には利用者が多いことと、品揃えが豊富だったことが決め手だったみたいです。
あれほど不機嫌だった母も、最近は笑顔が多くなりました。
そして、私もいろいろ大変だったけど、「これで少しは親孝行できたんじゃないかな」って思ってます。
便利なサービスを見つけることができて本当によかったです。
第1位.コープデリ
コープデリは、関東1都7県(東京、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城、長野、新潟)で利用することができる生協の食材宅配です。
関東1都7県という限られた地域にもかかわらず、利用者はすでに175万人。
日用品や生活雑貨を含む毎週5500品目以上の品揃えの豊富さと、スーパーにひけをとらないお手頃価格が多くの支持を集めています。
気になる注文方法は、
- 手書き注文用紙
- 電話注文
- ネット注文
の3種類。
注文用紙と電話注文にも対応していれば、スマホが苦手な高齢者でも安心して注文することができますよね。
そして、「シルバー割引」と呼ばれる特典を利用すれば、配送手数料が無料になるんです。
また、シニア向けカタログ「いきいきくらす」では、健康面に配慮した塩分控えめの食材や食べきりサイズの少量食材などが多数掲載されています。
高齢者の食生活に合わせた食材がたくさんあれば、毎日の食事が今まで以上に楽しくなりますよね。
コープデリは入会金や年会費が必要ありませんが、出資金と呼ばれる積立が必要です。
とはいえ、出資金はコープデリをやめる時(生協の組合員をやめる時)全額戻ってくるし配当がもらえることもあります。
また、上手に利用すれば銀行に預けておくよりはるかに高い利回りになる可能性もあるので、貯金感覚で上手に利用してくださいね。
第2位.パルシステム
国産材料や添加物不使用にこだわりたい人におすすめなのが、パルシステムです。
パルシステムの食品は、パルシステムでしか手に入れることができないオリジナル商品が多く、産直野菜をはじめ安心安全の食材も簡単に手に入れることができるのが大きな特徴です。
高齢者向けの特典としては、パルシステム手数料(送料)が半額になる「シルバー特典」。
シルバー特典の条件や適用範囲は都道府県によって条件が違うので、「無料の資料請求
」での事前チェックがおすすめです。
また、注文用紙や電話注文にも対応しているのはもちろんのこと、文字が大きめでカタログに直接記入するだけで注文できる「きなりセレクト」と呼ばれる便利なカタログも利用することができます。
利用可能な地域は、1都10県(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、福島、山梨、静岡、新潟)とパルシステムより若干広め。
コープデリが利用できない、神奈川、山梨、福島、静岡の方でも、パルシステムなら利用することができます。
第3位.生活クラブ
最後にご紹介するのは、生協の食材宅配の中でも食の安全や安全に徹底的にこだわっている生活クラブです。
コープデリやパルシステムに比べ、取り扱い商品は決して多くありませんが、ひとつひとつの商品が安全性や美味しさにこだわって選び抜かれたものばかり。
正直、お値段もちょっと高めですが、ワンランク上の食材を求める人にとっては、むしろ割安に感じる食材ばかりです。
残念がら高齢者限定の特典はありませんが、埼玉、千葉、栃木、茨城、山梨に住んでいる人は無条件で送料無料。
その他の地域でも、利用額に応じて送料無料特典を受けることができるんです。
また、カタログを見ながら注文や日用品や生活雑貨の取り扱いなど、高齢者が安心して使える食材宅配を選ぶポイントもちゃんとクリアしています。
無料でもらえるカタログ見本を見れば、生活クラブを選ぶ人の気持ちがもっともっと分かると思うますよ。
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(※ご注意!ここで紹介しているデータは、2017年10月29日時点での独自による調査結果です。各データは、必ず運営会社発表のものと照合しご確認ください)