練り製品は添加物まみれ?ちくわの原材料を比較してみた結果

ちくわの原材料を比較

あなたは、ちくわなどの練り製品にどんな食品添加物が使われているのか、知っていますか。

そして、見た目は同じように見えるちくわにも、原材料に違いがあることを知っていますか。

ちくわは、おでんの具としてはもちろんのこと、お弁当のおかずやおつまみなどとしても、非常に重宝する食材のひとつです。

そして、お値段も手頃で私たちの食生活を経済面からも支えてくれる欠かせない食品だからこそ、ちくわを選ぶ時には、安全性の高いちくわを選びたいものですよね。

というわけで、今回は近くのスーパーで購入した同じ価格帯のちくわの原材料を比較し、私たちの体にどんな影響を及ぼす可能性があるのかについて調べてみました。

これからご紹介する内容を参考にすれば、お買い物の時、どうやってちくわを選んだらいいのかについて、あなたなりの判断基準ができるはずなので、必ず最後までチェックしてくださいね。

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1.ちくわの添加物についての調査内容

ちくわの添加物

今回、A社とB社、メーカーの異なるちくわをスーパーで購入し、原材料名を比較してみました。

価格帯としては、A社B社ともに、200円前後で大きな価格差はありませんでした。

そして、原材料名を比較した結果、A社のちくわには使わていないにもかかわらず、B社のちくわには使われている原材料名として、「でん粉」、「加工でん粉」、「植物油」を確認しました。

では、B社のちくわのみに使われていた、それそれの原材料名について、詳しく確認していきましょう。

1-1.でん粉

でん粉

農畜産業振興機構のホームページによると、

でん粉とは、植物が葉緑体を使って太陽と空気中の二酸化炭素と水から光合成を行うことによって作られます

と紹介されています。

そして、でん粉を作ることができる植物の種類としては、

代表的な種類と原料は、コーンスターチ(とうもろこし)、ばれいしょでん粉(ジャガイモ)、かんしょでん粉(サツマイモ)、タピオカでん粉(キャッサバ。タイ産が多い)、サゴでん粉(サゴ椰子。マレーシア産が多い)などです

と紹介されています。

つまり、でん粉とは、天然の植物から作られる天然食品なんです。

1-1-1.でん粉は危険な食品?

でん粉は、天然食品であることや炭水化物の一種であることから、化学調味料のような危険性や体への悪影響は非常に少ないと考えることができます。

このため、アレルギー体質の方などを除き、ちくわに含まれているでん粉は体に悪影響を及ぼす可能性はほとんどないといえるでしょう。

ただし、天然の食品から作られた「天然でん粉」は、次にご紹介する「加工でん粉」とは特徴や性質が異なるため、注意してくださいね。

1-2.加工でん粉

加工でん粉

独立行政法人である農畜産業振興機構のホームページによると、

加工デンプンは、一般にでん粉に物理的、酵素的または化学的処理を行ったもの

と紹介されています。

つまり、加工でんぷんの同義語である加工こん粉は、天然でんぷん、化学薬品を混ぜられた、天然の植物から作られるでん粉とはまったく新しい「合成デンプン」なんです。

そして、加工でん粉のうち、化学的処理を行ったものについては、平成21年4月から食品添加物(てんかぶつ)として扱われることになっており、現在加工でん粉の食品添加物として、次の11種類が指定されています。

  1. アセチル化アジピン酸架橋デンプン
  2. アセチル化酸化デンプン
  3. アセチル化リン酸架橋デンプン
  4. オクテニルコハク酸デンプンナトリウム
  5. 酢酸デンプン
  6. 酸化デンプン
  7. ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン
  8. ヒドロキシプロピルデンプン
  9. リン酸架橋デンプン
  10. リン酸化デンプン
  11. リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン

1-2-1.加工でん粉は危険な食品添加物なの?

厚生労働省のホームページでは、

評価の対象となった11種類の加工デンプンが添加物として適切に使用される場合、安全性に懸念がないと考えられ、一日摂取許容量を特定する必要はない

と紹介されています。

しかし、EUでは、加工でんぷん11種類のうち9種類については、ラットでも長期毒性試験において、腎臓に変化あったことを理由に乳幼児向け食品に対し5パーセントの使用制限を設定しています。

また、ヒドロキシプロピルデンプン及びヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンの2種類については、エーテル化剤として用いられるプロピレンオキシド(遺伝毒性発がん物質であることが否定できない)の安全性情報が不足していることから、乳幼児向け食品には用いるべきではないとされています。

つまり、EUでは安全性確保のため使用を制限されている加工でん粉が、日本国内では、一切の使用制限が設けられていないのが、加工でん粉における現状なんです。

1-2-2.天然でん粉と加工でん粉を見分けることは可能なの?

農畜産業振興機構のホームページによると

でん粉の表示は、これまで原材料の表示だけでしたが、平成20年の厚生労働省令により食品衛生法施行規則の改正がおこなわれ、科学的加工を加えた添加物としてのでん粉を「加工でん粉」と表示し、原材料表示としての「でん粉」については、これまでどおりの「でん粉」「でんぷん」「澱粉」「デンプン」等と表記されています

と紹介されています。

つまり、食品添加物として規指定された加工デンプンやそれを含む食品は、食品添加物としての表示をする必要があるんです。

また、

加工でん粉」添加物としての用途は、増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料、乳化剤の用途で使用され、加工でん粉と添加物としての表示が必要となり、(増粘剤、安定剤等)の用途名とともに物質名(加工でん粉)の記載が「増粘剤(加工でん粉)」必要となっています

とも、紹介されています。

つまり、天然でん粉と加工でん粉を見分けるためには、原材料名に「加工」の文字があれば加工でん粉、「加工」の文字が文字がなければ天然でん粉と判断することがポイントなんです。

1-3.植物油(植物油脂)

植物油

植物油(植物油脂)とは、植物から採取された油脂分を食用に精製した物の総称です。

サラダ油、オリーブオイル、胡麻油、大豆油、米油なども、すべて植物油です。

同じ植物油でとはいっても、使われている原料によって特徴や体への影響は大きく異なります。

サラダ油の危険性が指摘されたり、オリーブオイルや米油が健康にいい油と言われている理由も、原料や製法の違いにあります。

そして、一般的に植物油を使用して作られている加工食品には、以下のような危険性が考えられます。

1-3-1.遺伝子組み換え作物を使用している可能性

一般的な加工食品において、遺伝子組み換え食物を使用していない場合には「遺伝子組み換えなし」の表示があります。

つまり、「遺伝子組み換えなし」の表示のない食物油は、遺伝子組み換え作物を原料に作られた可能性が考えられるということです。

1-3-1-1.遺伝子組み換え作物の危険性とは

植物油の中には、遺伝子組み換え作物を原料として作られているものがあります。

■参考:遺伝子組換え食品とは

そして、遺伝子組み換え作物を原料に植物油を製造したとしても、メーカーは遺伝子組み換え作物を使用していることの表示義務はありません。

いまのところ、遺伝子組み換え作物が原因で健康被害が発生した事例はありませんが、遺伝子組み換え作物の危険性や体への悪影響を指摘する声は後を絶ちません。

遺伝子組み換え作物を嫌い拒み続けるヨーロッパ各国の対応を見ても、出来る限りリスクを避ける手段を選んだ方が得策だといえるでしょう。

1-3-2.トランス脂肪酸を含んでいる可能性

植物油が使われている多くの食品の中には、トランス脂肪酸が含まれています。

■参考:食品に含まれる総脂肪酸とトランス脂肪酸の含有量

そして、トランス脂肪酸は、さまざまな危険性が指摘されているにもかかわらず、日本ではトランス脂肪酸に対する表示義務がありません。

つまり、植物油が使われているちくわは、トランス脂肪酸が使われている可能性があるものの、含有量については把握することができないのはため、どれくらい体に悪影響を及ぼすのか私たちには知る術がないのが現実なんです。

1-3-2-1.トランス脂肪酸の危険性とは

トランス脂肪酸を長期間過剰摂取することにより、血液の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減少させる効果があります。

そして、悪玉コレステロールが増え、善玉コレステロールが減ることにより、動脈硬化などによる虚血性心疾患のリスクが高まります。

なお、世界保健機関(WHO)や食糧農業機関(FAO)では、心臓血管系の健康増進のため、食事からのトランス脂肪酸の摂取を極めて低く抑えるべきであり、最大でも一日当たりの総エネルギー摂取量の1パーセント未満とするよう、勧告が行われています。

2.ちくわを選ぶ時、注意したいこと

おでん

今回の、ちくわの原材料を比較した結果や、原材料についての調査内容から、私がちくわを選ぶ時注意したいポイントは次のとおりです。

2-1.加工でん粉が使われていないものを選ぶ

加工でん粉は、食品添加物として認められ、一般的な使用環境では安全性が確保されていると考えられている食品です。

しかし、この判断は日本国内だけの判断基準であり、EUでは使用制限や注意喚起が行われていることも事実です。

今回、比較したちくわは、メーカーが異なるものの、価格に何倍もの差があるわけではありません。

また、加工でん粉は危険とは言い切れない食品とはいえ、健康に良い影響を与える食品添加物でもありません。

このため、安全性が確保されているとはいえ、一部で危険性が指摘されている加工でん粉入りのちくわを、積極的に選びたいとは思えません。

2-2.植物油が使われていないものを選ぶ

今回の比較対象であるちくわに限らず、私たちが毎日手にしている加工食品の中には、私たちが考えている以上に食用油が使われています。

そして、食用油にはトランス脂肪酸や遺伝子組み換え作物によるリスクがあるにもかかわらず、私たちには危険性を完全に防ぐ術がないことも事実です。

トランス脂肪酸や遺伝子組み換え作物のリスクをゼロにすることは現実的ではないかもしれませんが、オリーブオイルや米油など、質のよい食用油を選んだり、質の分からない食用油が含まれている加工食品を避けることによって、生活習慣病などのリスクを少なくすることは十分可能です。

だからこそ、食用油が使われていないちくわは、食用油が含まれているちくわよりも、健康的な食生活を送る上で必要な存在だと、私は思います。

2-3.保存料が使われていないものを選ぶ

今回購入した、ちくわには使われていませんしたたが、一般的に出回っているちくわの中には消費期限を長くすることを目的に保存料が使われているものがあります。

しかし、私は、保存料入りのちくわを食べたいとは思いません。

なぜなら、保存料の中には、「ソルビン酸」と呼ばれる身体に有害な食品添加物が含まれている可能性があるからです。

2-3-1.ソルビン酸の危険性とは

厚生労働省のホームページでは、

ソルビン酸及びその塩類の安全性試験成績を評価した結果、発がん性は認められなかった。反復投与毒性について、5.0%までの投与量の範囲内では、安全性に懸念を生じさせる特段の毒性影響は認められないと考えられた。また、生体にとって特段問題となるような遺伝毒性はないものと考えられた。

と安全性は確保されているという見解がある一方で、食品添加物の危険性.comのホームページによると、ソルビン酸は、

亜硝酸ソーダと一緒にとると体のバランスが悪くなったり、発ガン性の恐れがあります

と危険性が指摘されている食品添加物です。

安全性を主張する見解と、危険性をして指摘する意見が真っ向から対立しているソルビン酸ですが、危険性が指摘されている以上、積極的に体に中に摂り入れたい成分だとは、わたしは思いません。

3.まとめ

いかがでしたか。

日頃何気なく食べているちくわにも、種類によって体への影響が大きく異なることがご理解いただけたのではないでしょうか。

そして、食品添加物についての知識を深めることが、私たちが自分の健康を確保する有効な手段であることも、お分かりいただけたのではないでしょうか。

食品や食品添加物についての知識がなく、ただ漠然と食品を選んでいては、健康に悪影響のある食品を体に摂り入れてしまうことは当然のことです。

そして、価格も手頃でお弁当などの一品として使う頻度の高いちくわは、体への負担や影響も大きく、特に注意したい食品のひとつです。

また、あなただけでなく、あなたの作った料理を食べるお子さんやご家族に対する健康のリスクも、あなたの食品選びが大きなカギを握っていることも事実です。

今回、ご紹介した情報を参考にして、安全な食生活を楽しんでくださいね。

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